Googleからの初の折りたたみスマホPixel Foldが出ました。
気になるポイントをひとつずつ、詳細レビューします。
GoogleってことはAndroidだよね?
iPhoneから乗り換えるの?
そう。僕にとって初のAndroidスマホだよ。
折りたたみスマホって、お高いんじゃないの?
・・・
Pixel Foldは2023/7/22時点で日本では発売前で予約受付中です。
僕はお店で展示されている実機をみて、心を奪われちゃいました。予約して手元に届くのを待っているところです。
Pixel Foldが届いたので記事を随時更新中です。
本体が届く前にPITAKAのスマホケースを先に買ってしまったので、事前レビューしてます。こちらの記事もどうぞ。
なぜ折りたたみスマホなのか
数年前から折りたたみスマホというのが出てきてきますが、一部のマニア用という感じで使っている人はまだ少ないようです。
そもそも日本で普通に買えるのはサムソンのGalaxy Z Foldくらいしかないのですが、中国ではいくつかの折りたたみスマホが出ています。
このページに辿り着いた方は重々承知かと思いますが、折りたたみスマホは2画面を搭載しているスマホで、折りたたむと普通のスマホに近いサイズの画面、開くと大きな画面を使えるスマホです。
大きく縦折りタイプと横折りタイプの2種類ありますが、このページで紹介するのは横折りのタイプです。
折り畳んだ状態だと普通のスマホに近い感覚で使用でき、開くと小さなタブレットのように使用できる、スマホとタブレットのいいとこどりの端末です。
ちなみに縦折りのタイプでは開いた状態で普通のスマホのように使えて、折りたたむことでコンパクトで携帯しやすくなる端末になってます。
iPhoneから乗り換える理由
僕はアプリ開発をしているのでテスト用にAndroid端末を使うことはあるのですが、普段使いの端末にはずっとiPhoneを使っていました。
iPhoneは好きなんですが、ここ数年は新モデルが出てもあまり変わり映えせず、処理性能とカメラ性能の向上ばかりでワクワク感がなくなってきました。
Androidでも普通のモデルは同様だと思うのですが、折りたたみスマホというジャンルは久しぶりにワクワク感があります。
Galaxy Z Foldシリーズは数年前からありましたが、Android OS手掛けているGoogleからの発売ということで今後の盛り上がりにも期待できます。
いままで、身の回りをApple製品で固めていたので、iPad、Mac、AirPods、Apple Watchなどの製品との連携が便利で、なかなかAndroidへの乗り換えには踏み出せなかったのですが、折りたたみスマホへのワクワク感でようやくAndroidへの乗り換えに踏ん切りがつきました。
Pixel Foldに期待すること
Pixel Foldを持ち歩くことで、次のような利点があると思ってます。
僕はiPadも持っているので基本的にPixel Foldの用途はiPhone + iPadでカバーできるのですが、スマホとタブレットを1台の端末に集約できるということのメリットに期待してます。
これまでは外出時に必要なことがわかっていればiPadも持って出かけることもありましたが、基本的にはiPhoneだけを持って外出していました。
ところが、いざ外出すると急にiPadを使いたい場面に出くわすことがありました。
とくに外出時にiPhoneとかスマホに最適化されていないWebサイトを使う用事ができたのに、サイトをちゃんと表示できなくて困ることが結構あります。
また、身軽にiPhoneだけ持って出かけていて、急にちょっと時間が空いた時にKindle持ってくればよかった・・てことも結構あります。
という感じで、基本的に外出時は身軽にしたいので持ち物はできるだけ絞って出かけるのですが、あれも持ってくれば良かった・・てことがPixel Foldをポケットに入れておけば少なくなりそうです。
家の中では、動画を大きめの画面で見たいなぁとか、ふと漫画を読みたいなぁ、と思ってもiPadやKindleを取りに行くのは面倒なんで、常に身につけているiPhoneの小さな画面で間に合わせちゃってました。
こういう時にPixel Foldでたいていのことが今より快適にこなせるのは便利そうです。
それとiPhoneで地味に不便に思っていたのがEdyが使えないこと。
僕はEdyをスマートキーとして使っているのでどうしても外出時にEdyカードを持って出る必要があって、財布や手帳型のiPhoneケースが必須でした。
ようやくスマホだけ持って外出できるようになりそうです。
確定申告などでマイナンバーカードが必要な時にいちいち用意するのは面倒ですが、Pixel Foldならおそらくスマホに登録できるようになると思います。
iPhoneでの対応はもうしばらくかかりそうでなので、これもメリットですね。
Pixel Foldの懸念
一方でPixel Foldの懸念点もあります。
端末は重くて厚いです。
普通のスマホと比べると重さも厚さも1.5倍くらいでしょうか。
スマホは常に携帯するだけに、重さと厚さは懸念事項ですね。
実際にしばらく使ってみた重さや厚さについての感想はPixel Foldのサイズ感についてに書きました。
耐久性に関しても長期的に使ってみないと結論は出ないですが、折りたたみスマホの特性上、機械的な可動部分があるので故障のリスクは普通のスマホよりは高いのは間違いありません。
仕様上もPixel Foldは防水は対応されてますが、防塵は非対応なので、その辺りも少し心配です。
また、Pixel Foldのセールスポイントでもありますが、折りたたむと内側が隙間なくピッタリと閉じられます。
これは見た目上は美しくて僕も好きなんですが、折りたたむ時に硬いゴミとかを挟み込んじゃったりしたら画面が壊れたりしないかなぁというのも若干心配なので、取り扱いには気を使いそうです。
内側の画面には保護フィルムも貼ることができないそうなので。とりあえず僕は液体型のスマホコーティング「スマホまもるくん」を使ってます。
Pixel Foldのファーストインプレッション
初めて実機に触れたのは家電量販店に展示されていたもので、質感はかなり良い印象を受けたのですが、ようやく買った端末が届きました。
iPhoneと比べても劣らない質感です。背面はサラッとした手触りの艶消しのブラックで、サイド側は光沢のあるデザインです。
見た目だけじゃなく、折りたたみスマホならではの画面の開閉は滑らかで感触が上質です。特に閉じた時のパタンという音がクセになりそうです。若干、ヒンジが硬めに調整されているようで、開くのに力が必要ですが、止めたい角度でピッタリ固定できるので好印象です。
サイドから見るとなんとなくiPhone 12シリーズより前の丸みを帯びていた頃の雰囲気に似ていて、薄めのiPhoneを2台重ねているように見えます。
持った感じの重量感はありましたが、いま使っているケース付きのiPhone14 proと比べるとそれほど極端に重いという感じはしなかったです。
一方で動作はサクサク軽く感じました。画面表示は120hz対応しているのでヌルヌルと動作します。
iPhoneからの乗り換えなので、Androidの使い勝手がわからず少し戸惑ってはいますが、レスポンスも画面の綺麗さもそれほど違いない気はします。
Pixel Foldのサイズ感について
普通のスマホとPixel Foldのサイズ感をチェックしました。
購入前に一番気になっていたのが、端末の大きさと重さです。
折りたたみスマホはミニタブレット的な性質もあるので、一般的なスマホより大きくて重いのはある程度仕方ないと思いますが、常に持ち歩くものなので気になりますよね。
実際のところ最初に持ってみた時の印象は、流石に軽いとは思いませんでしたが「予想より重く感じないな」という印象です。
本体重量は283gですが、ケースを付けるとほぼ間違いなく300gを超えます。
いままではiPhone 14 proを使っていましたが、使っていても、ポケットに入れても今までとそれほど感覚は違わない気がしました。
ジーンズのポケットとかに入れても、あまり気にならないのではないかと思います。サイズの違いのせいかiPhone 14 proの方が軽いはずなのに、ポケットに入れた時の違和感は大きかった気がします。
ジャージなどのポケットに入れるとさすがに、ちょっと重さでダラーンとなるので気になります。
ただ僕の場合、iPhone 14 proではsuica以外のおサイフケータイに対応していなかった関係で手帳型の大きめのケースを使っていて、ケースを付けると300gオーバーでした。
Pixcel Foldでは軽めの薄いケースを付けたので、結果的に厚みも重さも変わらなかったようです。というかむしろ薄くて軽くなりました。
ということで僕の場合は意外にもこれまでとあまり変わらない感覚で持ち歩けそうという結果でした。
ですが、これまで軽いスマホやケースを使用してた場合は慣れるまでは気になる重さかもしれませんね。
逆にしばらくPixel Foldを使った後で、ケースを外した状態のiPhone 14 proを持つと軽いなぁと思います。
重さの感じかたは乗り換えまでに使っていた端末やケースによってだいぶ感じ方が変わる気がします。
ちなみにいま僕が使ってるPITAKAのケースは別の記事でレビューしていますが、けっこうおすすめです。
サイズ感についてはかなり気に入りました。
いままでのiPhone 14 proと比べると縦方向に短く、横幅が広くなっています。
Pixel Foldはパスポートサイズだそうです。
ということで、いつも持ち歩いていたパスポートサイズのトラベラーズノートとiPhone 14 proと並べてみました。
パスポートのサイズって実際にいくつのことなのか分からないのですが、同じパスポードサイズでもトラベラーズノートとは大きさがだいぶ違う気がする。
小さめの端末代表でiPhone 12 miniが手元にあったのでこちらも並べてみました。厚さも比べてみました。
さすがにサイズ差がけっこうありますね。厚さはカメラ部分を除けば思ったほどの差じゃないですね。
Pixel購入後しばらく使っていますが、大きさや重さは購入前に気にしていたほど気にならないというのが感想です。
こういうのは結構慣れちゃうものなのかもしれませんね。端末自体は思った以上に質感が高くできているので、気に入るといつも手にしていたいという感覚になるので、多少重たくても逆に所有している実感が持てて苦にならないというのが最近の感想です。
不思議なんですが、例えば財布とか手帳とかでもコンパクトで携帯しやすいものに買い変えることがあるんですが、多少サイズ大きかったりしてもしっくりときて持っているだけで満足感がある製品ってあります。
もちろんサイズが大きい方が機能的だったりするのですが、そういう点を抜きにしても持っているだけでなんか楽しいという製品ありますよね。Apple製品もそれに近いですが。
そういうお気に入りの製品には一時浮気しても結局戻ってきちゃうんですよね。
Pixel Foldもそういう製品かもしれないなぁと思います。
ということで、Pixel Foldを気に入って使い続けるか、いずれiPhoneにもどるのか・・どうでしょう。
Pixel Foldを折りたたんでの使用感
折り畳んだ状態での使用感をチェックしました。
折りたたみスマホのメリットは開いた時の画面の広さですが、僕はおそらく閉じた状態で使うことの方が多いです。
実際にPixel Fold購入後、開いた時の大画面のメリットは感じていますが、使用頻度は圧倒的に閉じた画面の方が多いです。
そういう意味で、折りたたんだ状態での使い勝手は開いた時の使い勝手より重要です。
実際に折りたたんだ状態で使ってみるとかなりちょうどいいサイズです。横幅は普通のスマホと比べると若干広いので慣れないと持ちにくさは多少感じるかもしれませんが、手の小さい人でなければ気になるほどではないと思います。
むしろコンテンツを表示する画面のサイズとしては、表示される情報量と指の届く範囲のバランスもちょうど良いです。縦に長いスマホよりは画面上で無理なく指の届く範囲が広いため操作しやすく感じます。
iPhone14 proを使っていたときは縦方向の情報量が多かった反面、画面上部の方は指の届かない範囲がけっこうあったのですが、Pixel Foldでは意外と指でカバーできる範囲が広いです。
特にスマホリングなどを利用すれば、だいぶ楽に操作できるのではないかと思います。
ところで僕はアプリを作る立場ですが、スマホ用のアプリのレイアウトをデザインする際には、Pixel Foldくらいのアスペクト比でも使えるようにデザインします。
Twitterみたいなアプリのように縦に長ければ長い画面ほど情報量が増えるようなアプリなら良いのですが、ゲームみたいにどのような端末でもある程度同じように表示できるようにデザインする場合は縦長すぎる画面の場合は余白を設けて調整することになるので、余白が大きくなるだけでメリットないんですよね。
縦長の画面に合わせて作ってしまうと、背の高い端末で情報が表示しきれなくなってしまうので。
そういう意味でも、このくらいのアスペクト比の画面はアプリを作る側にも使う側にもメリットのあるサイズです。
Pixel Foldを開いての使用感
折り畳みスマホの真骨頂、開いた状態での使い勝手を検証しました。
Pixel Foldを開いて大画面で使ってみます。
開く角度は自由な角度で固定することができますが、軽い力で開くと180度手前くらいまで開きます。
180度に開かないというレビューを目にしますが、どうなんでしょう。軽い力で178度くらいまで自然に開きますが、そのままもう少し開けば180度くらいに開いているように思います。
ちなみに完全に開ききったほうが、折り畳みの皺も目立たなくなります。
ふつうに開いた状態だとやや横長の大画面になります。折り畳みスマホだとこの状態がメインディスプレイといわれることが多いですが、実際のところ使用頻度が高いのは折りたたんだ状態です。
端末を90度回転するとやや縦長の画面になりますが、たいていの場合は横向きのまま使った方が使い勝手が良いと思います。
難点は現状では多くのアプリが横向きでの表示に最適されていないため、そういうアプリを使った場合はサイドに黒帯ができます。そういうアプリは素直に閉じた状態で使った方が使いやすいと思います。
有名どころでは例えばTwitter(いまは改め、X)とかがそんな感じです。そういうアプリもいずれ最適化されると思いますが。
開いた状態で使用するのは、おもに本を読むときとゲームをするときです。幸い僕が本を読むときに使っているKindleアプリは横向きでも読みやすいです。中心の皺の部分にも文字が表示されるなど完全には最適化されていない面はありますが、些細なことです。
動画鑑賞は時と場合によって開くときと閉じるときと半々くらいな気がします。
ほかには閉じた状態でウェブブラウズをしていて、サイトによっては大画面の方が見やすいことがあるので、そういう場合に開いて使います。
ゲームはやはり単純に大画面の方が楽しいです。ゲームの内容にもよりますが横向きに対応されているアプリであれば開いてゲームをすることが多いです。
横向きに最適化されていない場合は縦向きの大画面で使ったり、閉じて使ったり、アプリによって遊びやすい方を選ぶ感じです。
動画鑑賞に関してはやはり開いた方が動画が大きくは見えるのですが、実は動画の大きさは意外と閉じた状態と変わらないんですよね。開いて全画面表示にしても画面の上下に黒帯が付くので思ったほど動画が表示される部分の大きさは変わりません。
どちらかというとその時の状況で、両手持ちが使いやすいときは開いて動画を見たり、テーブルなどにおいて見れるときには半分畳んだ状態のテントモードで使ったりします。
このテントモードが秀逸です。別途スタンドなどを用意することなくスマホを立てて手ぶらで動画鑑賞できます。意外とこの使い方をしていることが多いです。
開いて使うときはどちらかというと、動画を大きく表示するというよりは、動画以外の情報の表示も同時に見やすいとかのほうがメリットが大きい気がしますね。
それ以外の用途では、閉じた状態で使うことが圧倒的に多いですが、どうしても大きな画面で使いたいということや2つのアプリを同時に使いたいことが時々あるので、そういうときに開くだけで大画面に切り替えできるのは大きなメリットです。
Pixel Foldのベゼルと折り目について
折りたたみスマホ特有の折り目とPixel Foldのベゼルをチェックしました。
まずベゼルについて。
開いた状態の画面では今どきの端末としては確かにベゼルは太めです。
どうもこのベゼルの太さは、端末の薄くするためのトレードオフのようでヒンジの構造と関係があるようです。実際、競合のGalaxy Z Foldシリーズはベゼルは細いですが端末の厚さはPixel Foldと比較するとかなり厚くなってます。
ベゼルが細くなると没入感が増してデザイン的にもすっきりした印象になるメリットはありますが、一方で、ベゼルが細くなるとカメラやセンサーが搭載されている部分にノッチなどが必要になるデメリットもあります。
実際使ってみてベゼルが気になるかというと僕は気になりません。むしろ画面内にノッチとかがある方が使っていて気になります。
また、折り畳み端末の特性上、頻繁に開いたり閉じたりしますし、画面も普通のスマホと比べて倍くらいのサイズになるので、その際に手を添える場所ができるベゼルはむしろ使いやすいと思う面もあります。
すっきりした見た目を重視するならベゼルは細い方が良いかもしれませんが、実用上はベゼルがあった方が使いやすいという感想です。
ただ気になるのは、ベゼルとスクリーンの境界部分に埃が入るんですよね。掃除もしにくいので、これは気になります。
次に折り目について。
折り畳みスマホ特有の折り目が画面の真ん中にうっすら入っています。ほかの機種でも多かれ少なかれ折り目はあると思いますが、現状だと端末の特性上仕方がないですね。
将来的には技術の進化で折り目も目立たなくなってくるんだと思いますが。
画面を完全に開いた状態では、折り目はかなり目立たなくなりますが、それでも折り目があるのは分ります。
使用上、折り目が問題になることはあまりなく、折り目には気が付くけど気になるほどではないと思います。画面に集中していれば折り目があることは忘れてしまします。
多少気になることがあるとすれば、Kindleで見開きで小説とかを読んでいるときに折り目部分にも文字が表示されているので、その際は少し気になるといえば気になります。
マンガの場合は、むしろ紙の本を読んでいるのに近い感じなので気にならないです。
読書時の使用感はPixel Foldで電子書籍を読んでみるの方に詳しく書いてます。
動画鑑賞とかゲームとかでは、折り目が気になることはないと思います。
Pixel Foldの操作感
折りたたみスマホ独特の操作感をチェックします(準備中)。
Pixel Foldで電子書籍を読んでみる
漫画や小説、雑誌の電子書籍の読みやすさをチェックしました。
僕はおもにKindleで電子書籍を読んでいます。
Pixel FoldでKindleのマンガ、小説、雑誌を読んでみました。
まずマンガ。
開いた状態でそのまま読むと見開きで、縦向きに持つと1ページずつ読むことができます。
おもしろいことに、Kindle OasisとPixel Foldの開いた状態って、ほぼ同じサイズなんですね。
Kindle Oasisで漫画を読むときは基本1ページずつ読みます。見開きで読むことも可能ですが、字は潰れ気味でちょっと厳しいいです。
なのでPixel Foldでも見開きで読むのはきついのかと思いましたが、意外なことにちゃんと読めます。
これは嬉しい誤算ですが、マンガを読むにはPixel Foldは最適のようです。今後マンガを読むのはもっぱらPixel Foldを使うことになりそうです。細かい字の多いマンガの場合は縦向きにして1ページずつ読むのが良いかもしれません。
小説を読む場合もPixel Foldは読みやすいですが、文字を読むのは電子ペーパーのKindle Oasisの方が目が疲れず字もクッキリして読みやすいです。
Pixel Foldで読む場合は紙の本を読む時のように、少し閉じた状態で読むのも良いですが、中央の折り目の部分に文字がかかるのが少し気になります。いずれアプリ側で折り目部分を避けて表示するように対応されそうな気もしますが、完全に開いた状態で読めば折り目も気にならずとても読みやすいです。
ですが、やはり電子ペーパーのKindle Oasisの方が楽に読めます。
とはいえ、外で読書する際にはPixel Foldで読むと思います。読書のためにわざわざKindle Oasisを持ち出す手間と天秤にかけると、外出時にはPixel Foldだけ持ち出せば済むメリットの方が大きいと思います。今後はKindle Oasisは就寝前の読書専用になりそうな気がします。
最後に雑誌です。
雑誌は本によるところも多いですが、もとの本自体が大きいため、いかにPixel Foldが大画面といえども見開きの状態で読むのは厳しいです。
電子書籍の雑誌はこれまでiPad Proで読んでいましたが、雑誌に関してはiPad Proの読みやすさには負けます。ですが、1ページずつ読むのであればPixel Foldでもちょっと字が読みにくいですが読めます。
見開き状態の雑誌だとiPad Proでもちょっと厳しいですからね。仕方ないです。
読みにくいときは拡大しながらになるかもしれませんが、外で読むなら多少読みにくいのは我慢してPixel Foldで読むのはアリだと思います。すくなくとも、雑誌を読むためだけにiPad Proを持ち出すことは今後なくなりそうです。
全体としては、読書用端末、とくに外出時に使うにはPixel Foldはかなり優秀な端末です。
Pixel Foldのバッテリー持ちについて
バッテリーの持ち具合をチェックします。
バッテリーの持ち具合は、それほど良くはないですが1日はなんとか持つかなという感じです。
使用状況によって変動が激しいです。
Webを見たりメールやSNSしたり程度のライトな使い方だったら1日余裕で持ちます。なんなら2日でも持ちそうです。
ですが、重ためのアプリを使っているとどんどんバッテリーが減っていきます。
僕は3Dを駆使したような重いゲームはしないですが、キャンディクラッシュ程度のゲームでも遊んでると1時間で10〜20%くらいバッテリーを消費している感じです。
動画を見る程度だと、ゲームほどではないですがそこそこ減っていきます。
ゲームや動画鑑賞だと画面を開いて使っていることが多いので、大きな画面を使っているとやっぱりバッテリーを使うということなのかとも思ったのですが、Kindleで本読んでるときはそれほどでもないんですよね。
あと発熱についてもついでに触れておくと、少し使っているとメインカメラの下あたりがいつもほんのりと暖かくなっていますが、ゲームなんかしているときはさらに熱くなります。
当たり前と言えばそうですが、Pixel Foldの発熱はどちらかと言えば激しい部類の端末になるのではないかと感じます。
出先では発熱が大きいアプリを長時間使うのはなるべく避けたほうが、バッテリー持ちを考えると無難かもしれません。
バッテリーが心許ないと当然充電したくなりますが、Pixel Foldのワイヤレス充電はそれほど速くないようです。寝る前に充電始めて朝起きても100%になってなかったことが何度かありました。4〜5時間くらいだと思います。
ただ、だいたい80%前後まで充電されていたことが多い気がするので、端末の使用状況を学習して充電速度を調整する機能のせいでゆっくり充電されていた可能性もあります。
有線の充電速度は普通かなと思いますので、急ぐときは有線で充電したほうが良いかもです。
折りたたみスマホの現状
折りたたみスマホへのアプリの最適化状況などについて確認します(準備中)。
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