モバイルモニターは思った以上に便利
僕は以前から据え置きの4Kモニターを使っていたのですが、モバイルモニターを使ってみたところとても便利でした。
Amazonで探してみると結構な数のモバイルモニターが見つかります。
メーカーも聞いた事がないのがほとんどで、どれを選んだら良いのか迷ってしまいます。
この記事ではモバイルモニターを使う利点や選ぶポイントを紹介します。
モバイルモニターで快適な在宅ライフを!
据え置き型と違うモバイルモニターの利点
僕は据え置き型の4Kモニターを書斎で使うメインのモニターとして使っています。
モニターにもよりますが僕のモニターはUSB-Cで接続するタイプのもので接続することでPCの充電もしてくれます。
モニターにUSB機器の接続もできるのでドッキングステーション的な使い方もできます。
一方でモバイルモニターの方は据え置き型の横に置いてサブ的に使う事が多いです。
モバイルモニターはPCに充電しながら使うような使い方は向きませんし、ドッキングステーション的な使用にも向いていません。
モバイルモニターの利点は下記のようなものがあります。
- 使わない時は片付けてスペースを有効利用できる
- 家中どこでもマルチディスプレイ環境を使える
- 外出してプレゼンにも使える
僕の場合はおもに家の中での移動ですが、これがなかなか便利です。
寒い日はこたつにノートPCとモバイルモニターを持っていって、マルチディスプレイ環境が調います。
仕事以外でも家族がテレビを使っているときに、モバイルモニターにSwitchを繋いでゲームしたりと重宝してます。
今のところ僕は、据え置き型をメインにモバイルモニターはそれを補完するものとして使っています。
でもまだ据え置きモニタを持っていないのなら、最初からモバイルモニターを買ってメインとして使うのはアリだと思います。
むしろ1台目のモニタなら、据え置き型よりも融通の効くモバイルモニターの方が合うかもしれません。
縦置きがとても便利
僕が実際にモバイルモニターを使って発見したのが縦向きに置いて使うのが便利だということです。
一般的にPCのモニタの向きは横向きですが、仕事をしていると縦向きの方が便利な場面が結構あります。
例えばこんな場面
- PDFやワードの縦向きのドキュメント閲覧するときに便利
- エクセルでデータを入力するとき縦に長いシートの入力に便利
- Amazonなどのサイト閲覧では縦向きの方が表示される情報量が多い
- プログラムを作るとき縦長の方が表示行が増えるので広範囲に閲覧できる
もちろん、逆に横向きの方が使いやすいこともあります。
横向きのドキュメントは画面も横向きが見やすいですし、動画を見るのはほとんどの場合は横向きです。
縦向きが向く作業と横向きが向く作業、どちらもありますがモバイルモニターであれば手軽に画面の向きを変える事ができるのが利点です。
モニタの仕様にもよりますが、僕が使っているモバイルモニタはスマホを使うような感覚で画面の向きを物理的に変えると自動的に表示が縦/横切り替わる自動回転機能がついてます。
据え置き型のモニタでも縦向きの表示に対応しているものはありますが、手軽さはだいぶ違います。
据え置き型のモニタの向きを変えるのは重くて大きいので大変ですし、表示の向きは自動では変わりません(OSの方で画面設定を変更する必要あります)。
用途によって気軽に縦/横を切り替えできるのは、モバイルモニターの大きなメリットです。
意外と縦向きの方が使いやすい場面は多いというのが最近の発見です。
Web閲覧については、縦向きが見やすいサイトの方が多いのではないかと思います。
この点でモバイルモニターはとても便利です。
モバイルモニターを選ぶポイント
いざモバイルモニターを選ぼうとすると、さまざまなメーカーから発売されていて、その種類の多さに迷います。
いくつかのモバイルモニターを選ぶポイントを説明します。
大きさと解像度
大きさは13.3インチと15.6インチが主流です。
携帯性を重視するなら13.3インチですが作業効率を考えると15.6インチの方がオススメです。
画面の大きさと合わせて考慮する必要があるのは解像度です。
解像度はフルHDか4Kのものが多いですが、オススメは4Kです。
僕が買った頃は4Kモニタはけっこう高価だったのですが最近はだいぶ値段もこなれてきたようです。
スマホの高解像の画面やMacのRetinaディスプレイに慣れている方は、フルHDでは画面の荒さが気になると思いますので、4Kモニタを選んだ方が後悔がないと思いますよ。
4Kモニタを選んだ場合、13.3インチモニタだと文字が小さくなったりして辛いと思います。
僕は最近、老眼が出てきたらしく13.3インチで4Kはキツイです。
4Kなら15.6インチの方が見やすく綺麗でバランスが良いと思います。
逆にフルHDの解像度を選ぶのであれば、15.6インチだと解像度の荒さが目立ってしまうので13.3インチの方が良いかもしれません。
おすすめは15.6インチの4K解像度、モバイル重視なら13.3インチのフルHDです。
予算と用途を加味して選択してください。
自動回転機能の有無
モバイルモニタのメリットのひとつとして、画面の向きを気軽に変えられるというのがあります。
画面表示の向きはPC側で設定を変更すれば良いのですが、自動回転機能があるかどうかは選択のポイントです。
自動回転機能のあるモデルは画面の向きを検知するセンサーが付いていて、スマホやタブレットのようにモニタの向きに応じて画面の向きを自動的に回転して切り替えしてくれます。
自動回転機能がない場合は向きを変える場合に、そのつど自分でPC側から設定を変更する必要があります。
頻繁に向きを変えるなら自動回転機能が付いているモデルを選ぶのがおすすめです。
スタンドの形状
スタンドの形状もポイントのひとつです。
大きく分けると折りたたみ式のスタンドがモニタに付いているタイプと、取り外し可能なカバー兼用のスタンドのものが多いです。
好みで選べば良いと思いますが、折りたたみ式のスタンドの方が使い勝手は良いのではないかと思います。
持ち運ぶことが多いならカバー兼用が便利かもしれません。
モニターアームを使うことも考えているならVESAに対応しているかもポイントです。
VESAはモニターアームなどに取り付けるための規格です。
モニターアームに固定してしまうと持ち運びできるメリットが消えてしまうので微妙ですが、メインのモニターとして使おうと考えているなら良いかもしれません。
タッチパネルの有無
タッチパネル付きのモバイルモニターもあります。
タブレットやスマホと違い、PCはWindowsにしてもMacにしてもタッチパネルに最適化されていません。
そのため、タッチパネルがなくても困らないし、あってもそれほど利便性は上がらないというのが実感です。
僕が使っているモバイルモニターにはタッチパネルが付いていてMacでもWindowsでもちゃんと使えましたが、ときどき思い出して使う程度です。
インターフェース
PCとのインターフェースはディスプレイポート(DP)やHDMI、USB-Cが主流です。
写真は僕の持っているモバイルモニターですが、USB-Cが2つとHDMI端子がついています。HDMIは小型のミニHDMI端子になっていますが、PC側は普通のHDMI端子で繋がります。
どれをインターフェースをモデルを選んでも変換コネクタを使えばPCとの接続には問題ないと思いますが、USB-Cが便利です。
USB-C接続なら電源ケーブルも兼ねる事ができますので、ケーブル一本でPCと接続でき配線がスッキリしますし、タッチパネル内蔵のタイプならUSB-Cで繋ぐ必要があります。
DPやHDMIで接続する場合は電源用のケーブルをもう一本繋ぐ必要があります。
あまり多くはないですが、電源についてはバッテリー内蔵のモデルも出ているようです。
全部入りモデルを探すのは難しい
僕が思う全部入りとは、
- 4K解像度
- 15.6インチ
- USB-C接続可能
- VESA対応
- タッチパネル付き
- バッテリー内蔵
- 自動回転機能付き
といったところです。
人によって全部入りの内容は違うと思いますが、いずれにしても全部入りモデルというのはなかなか見つからないと思います。
優先順位をつけて、希望に近いものを選ぶのが良いと思います。
まとめ
モバイルモニターは比較的新しいジャンルの製品で発展途上中ですが、とても便利な製品です。
僕は据え置き型モニターとモバイルモニターの両方を持っていますが、利便性の点ではモバイルモニターの方が優っています。
また据え置きのモニターは27インチ以上など比較的大きめのモニターが主流になっていますが、仕事用としては大きすぎると感じる事があります。
もちろん仕事の内容にもよります。
クリエイティブな作業だと画面は大きい方がいいと思いますが、事務的な仕事だと16インチ前後くらいがちょうど良く感じます。
27インチクラスになると首や目の移動が大きくて疲れるということに最近気付きました。
在宅ワークにはモバイルモニター、おすすめです。
まとめると、モバイルモニターは
- 気軽に場所を変えて仕事をできて便利
- 画面向きを縦横切り替えて使えて便利
- 4Kの解像度で15.6インチ程度がおすすめ
- 持ち運び重視ならフルHDの13.3インチ程度がおすすめ
- タッチパネル付きのモデルは選ばなくても良い
- スタンドの形状やVESA対応は用途や好みに応じて選ぼう
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