M1 MacBookに外付けの4Kモニタを繋ぐと解像度が合わずぼやけた表示になることがあります。
僕も所有する2台の4Kモニタのうち片方がボヤけた表示になっています。
4Kモニタを使っているのに低解像度のモニタを使っているような、ちょっと輪郭がボヤけたような感じになります。
この記事ではその解消方法を紹介します。
ただ、僕のモニタでは解決できましたが、使用しているモニタによっては有効ではないかもしれません。

困っている方はまずはダメもとでお試しあれ
画面がボヤける事象について
M1チップ搭載のMacでは外部ディスプレイで適切な解像度を選択できない不具合があり、画面がぼやけた表示になることがあるようです。
この問題はAppleも認識していて解決するとアナウンスされていたと思うのですがMontereyにアップデートしても未だ解決されていません。
この事象は繋いでるモニタによって起きたり起きなかったりするようです。
僕が使っているモニタでは、LGの27UK850-Wでは起きていませんが、cocoparの4Kモバイルモニタでは画面がボヤけます。
接続にはUSB-CやHDMIを使ってますが、どちらを使っても同じです。
Windows PCで使う場合には問題ありませんので、ディスプレイ側ではなくMacOSの問題と思われます。
ただ僕の事象が発生しているモニタでも次のような場合にはボヤけずに表示されました。
- 縦置きにして使用した場合
- ミラーリングモードで使用する場合
とはいえ、1.はノーマルに横向きで使いたい場合には解決になりませんし、2.は作業領域を広げたい時には意味がありません。
ここでディスプレイの設定を確認してみます。
正常に表示されているLGの4Kモニタを接続している場合、ディスプレイの設定画面を表示すると下のようになっています。

対してボヤけ問題の起きているモバイルモニタの設定画面を見ると下のようになっています。

どの解像度を選んでも、画像を引き伸ばしたような表示になってボヤけた表示になっています。
設定でボヤけを解決する方法
僕が解決できた手順としては次のとおりです。
- ディスプレイ側の設定で画面を90°回転させて縦置きモードにする
- Mac側の画面設定で画面を270°回転させて横向きにする
具体的にMac側では下のように設定します。

画面の回転角度を270°に設定すると、ディスプレイの解像度の選択が増えて高解像度と低解像度が選べるようになっています。
ここで低解像度と表示されていない適切な解像度を選択すれば画面がぼやけずに表示されるようになります。
先に書いたとおり、なぜか縦置きで使用する際にはボヤけずに表示されるので、ディプレイ側の設定で90°回転させて縦向きにした上で、MacOS側は逆向きに回転させて無理やり横向きに矯正しています。
使用しているモニタによっては画面を回転させる設定ができないかもしれませんので、その場合は使えない解決法になります。
アプリを使って解決する方法
もう一つアプリで解消する方法もありますので、先の方法で解決できない場合は試してみるといいと思います。
BetterDummyというアプリを使います。
ただ、僕の環境ではうまく動作しませんでした。
アプリの仕組みとしては、仮想のディスプレイを使うようです。
アプリで作成した仮想のディスプレイを手持ちのディプレイにミラーリングすることで解決していると思われます。
最初の方にも書きましたが、以下のようなケースではボヤけることなく表示できますので、2.を利用してアプリでボヤけを解決しているようです。
- 縦置きにして使用した場合
- ミラーリングモードで使用する場合
使用方法は以下の通りですが、先にも書いたとおり僕の環境ではうまく動作しませんでした。LGのディスプレイではうまく動いていたので使い方はあっていると思いますが、肝心のボケている4Kモニタではうまく動きませんでした。
1.BetterDummyをダウンロードする
BetterDummyを下のサイトからダウンロードします。
ダウンロードできたら起動しましょう。
2.仮想ディスプレイを作成する
BetterDummyのメニューからCreate New Dummyを選んで仮想ディスプレイを作成します。
作成すると下のようなメッセージが表示されます。
3.ミラーリングの設定をする
Mac OSのディスプレイの設定を開いて下のように設定します。
モニタの一覧にDummy16:9というモニタが追加されていますが、それがBetterDummyによって追加された仮想ディスプレイです。
ボヤけているモニタを選んで、使用形態をDummy16:9のミラーリングに変更します。
このモニタによってはこのアプリで解決できる場合もあると思いますのでお試しください。
まとめ
この記事のまとめです。
解消方法を2つ紹介したのですが、必ず解消できるわけでもないようなので、まずは試してみてください。

根本的な解決は、Appleの対応を待つしかないですね
コメント